大視協 一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会

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大視協ジャーナル12月号 第534号

時報

阪神・淡路大震災、30年

 阪神・淡路大震災から30年です。皆さん、覚えていますか。あの時の恐怖を。あの時の状況を。
 1995年(平成7年)1月17日火曜日、5時46分、マグニチュード7.3の巨大地震が私たちを襲ったのです。いきなり突き上げられ、揺らされ、町や道路を破壊され、これ以上はないというほど脅かされ、視覚障害仲間を18人も失いました。
 正直、思い出したくもありません。しかし、それはまずい。諦めてはいけません。ここは頑張って、しっかり思い出し、可能な限り防災に備えなければなりません。私たちは今、危険な状況にあることを忘れてはならないのです。

防災対策の調査
 大阪市24区における視覚障害者などの災害弱者の対策はどうなっているのか、気になります。
 そこで、24区の状況を11月から調査することになりました。調査に参加するなど、興味がある方は大視協事務局までご連絡ください。

防災セミナー
 11月9日(土)、市立社会福祉センターにおいて、通信(無線器)に関する防災セミナーが開催されました。10名(10組)の方々が出席し、実際に無線器を触りながらの実践研修でした。次回は、2月8日(土)です。
 防災セミナーで扱うテーマやご意見を事務局までお寄せください。

視覚障害施術師、西成区民と交わる

 11月17日(日)、西成区民まつりが開催されました。大視協の三療部会(あんま、マッサージ、はり、灸等の国家資格を持つ施術師の会)は、午後、西成区民と交わるために「ワンコインマッサージ」を出店しました。
 西成区の地元の施術者3名も含め、合計6名の会員施術者の方々が休憩なしのほぼフル回転で、次々に訪れる西成区民の皆さんに国家資格を持つ視覚障害施術者の施術を味わってもらいました。
 54人もの方々が来店され、評判も上々。西成区民の皆さんに視覚障害者の施術が見直されたことを実感できた区民まつりでした。

「通りゃんせ基金」の募金の季節です

 音の出る信号機や視覚障害者用教育機材などを寄贈する「通りゃんせ基金」募金活動が、例年のとおり11月1日から1月31日までの期間、ラジオ大阪主催で行われます。
 また、12月24日(火)正午から25日(水)正午の間、全国のラジオ局11社による特別番組「2024ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」が放送されます。
大視協もこの募金活動に協力するために募金箱を大視協事務局カウンターとボランティアセンター(市立社会福祉センター1階)に設置。ご協力を。

大阪市障がい者スポーツ大会 報告

 11月10日(日)、長居公園運動場で第55回大阪市視覚障がい者スポーツ大会が開催されました。
 晴れ渡る空の下、走ったり、投げたりと元気な姿が印象的でした。特に今年度は若い参加者が増えて応援にも熱が入っていました。
次回はさらに多くの若い人たちの参加を期待したいですね。
 皆さんの記録は体育部が管理しています。お問い合わせは、お電話いただけましたら、ご本人確認のうえ、お知らせいたします。

写真:暑いくらいの秋日和。時たまそよぐ風が心地よく、いっそう元気も出る。11月10日、長居公園運動場で。