大視協 一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会

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大視協ジャーナル2月号 第524号

談話室

フラワーアレンジメントを終えて    髙畑久枝、佐藤里美

 昨年12月25日(月)に今年度2回目の「フラワーアレンジメント」教室が開催されました。
年末ということで、お正月にふさわしい縁起の良い木や花とアクセサリーを使用。皆さん素材の感触を確かめながら、それぞれに豪華なアレンジ作品を完成させました。初めて参加された方からは、「先生に丁寧に教えていただけた」「楽しかった」との嬉しい感想もいただきました。
 使用した花器は、黒塗りの3枚の板を組み合わせた花器と、アクリル花器です。アクリル花器に水をたっぷり含ませたオアシス(スポンジ)を入れ、木や花を挿していきます。
 以下に、アレンジに使用した、新年を迎える花や木の特徴と花言葉を書きましたので、ひとつひとつ思い浮かべていただければと思います。

松 : マツ科マツ属の常緑高木(じょうりょくこうぼく・常に緑の高い木)。今回は、60センチ位のものを使用。花言葉は「不老長寿」。
梅 : バラ科サクラ属の落葉樹。今回は、50センチ位のつぼみ付きを使用。花言葉は「出世 開運」。
薩摩杉 : ヒムロ杉の別名。こんもりとした葉が特徴。花言葉は「あなたのために生きる」。
オンシジューム : ラン科の多年草。華やかな黄色い花が咲く。花言葉は「繁栄」。
おたふく南天 : 南天の園芸品種。赤茶っぽいのが花で、花びらと葉の形が似ている。上側の少し大きくて薄く柔らかいのが花。花言葉は「福と成す」。
実南天 : 赤い実を付けた南天。花言葉は「難を転じて福と成す」。
葉牡丹 : アブラナ科アブラナ属の多年草。今回は小さくて葉がギザギザのものを使用。名前の由来は葉を牡丹の花に見たてたことによる。花言葉は「祝福」。
ブルーアイス : ヒノキ科。針のようなトゲがあり、シルバーグリーンで爽やかな香りがする。雪化粧したクリスマスツリーのよう。花言葉は「永遠」。

(アレンジメント作品の写真)

 大視協では、フラワーアレンジメントの他にも、各種文化教室や体験、講演会などを予定しています。本紙「大視協ジャーナル」で毎月新しい事業をご案内します。

編集ノート

 能登半島地震の報道に接するたびに東日本大震災や阪神淡路大震災を思い出し、胸が苦しくなる思いがします。1日も早く、被災地に日常が戻りますようにご祈念申し上げます。◆全国各地で揺れが頻発しています。私たち視覚障害者は、災害に弱いです。それでもとにかく72時間をどう生き延びるか!知恵を出し、努力して、有事の際に72時間を生き延びるために可能な限りの備えをしなければなりません。◆いずみホールでのパイプオルガン演奏会には出かけてみたいです。日々の報道は国内外ともにストレスがたまる内容が多く、神経が持たない、そう思うこともあります。オルガンの音色に癒されたいものです。◆雪のない台湾の人たちとのスキーを通じての交流会が和やかに行われました。できれば継続したいですね。(川越利信)