大視協ジャーナル10月号 第520号
全国視覚障害青年研修大会 札幌大会報告
2024年は大阪で開催
青年部担当理事 中村欣嗣
9月17日(日)から18日(月・祝)に、第69回全国視覚障害青年研修大会(札幌大会)に参加しました。
4年ぶりのリアル現地開催ということもあり、待ちに待った全国の皆さんとの出会いでした。
全国の代表者、ボランティア、来賓等、会場には約100名ほどの参加者が集結。
オンライン参加も30名ほどいたようです。
青年研修大会の目的は、全国の視覚障害青年が一堂に会し、当面する諸問題を研究協議し、自立と社会参加の促進、生活と福祉の向上を目指すことを目的としています。
当事者が直面する生活、バリアフリー、職業に関する問題点は、時代背景とともに内容は少しずつ変化しています。改善されてきたこと、まだ手付かずのもの、日常的な課題はまだまだ山積しています。今後も全国の仲間たちと協議を重ね、視覚障害者にやさしい平等な社会を手に入れたいと思います。
札幌市が主催する地元研修会では、研修会①として語り部の話を聞きながらの市電一周。研修会②では、ボードゲーム体験。市電は日常時間通りで運行しているようですが、今回は貸し切りの市電に乗せていただきました。札幌は市電を貸し切りにできることに衝撃を受けました。貴重な体験をさせていただいたことに感謝しています。
さて、次年度2024年は、70回記念大会となりますが、その任務を大視協が担うこととなります。その場に集うということには意味があって、同じ時間や空間を共有し出会った皆さんとのご縁を大切にしていくこと。そうすることで見えない何かが動き出すのだと考えています。
話し合い、分かち合い、つながり合い、ご縁を深める。そんな大阪市大会にしたいと思っています。