大視協 一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会

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大視協ジャーナル9月号 第519号

防災ひと口情報 

   「落雷から身を守る」

雷が発生するしくみ

積乱雲の「あられ」や「氷晶(小さな氷のつぶ)」が雲の中でぶつかり合うことにより、静電気が発生し、雲の中にプラスの電気とマイナスの電気のエネルギーが蓄積されます。蓄積された電気が一定以上になると、雲の中や地面に向かって放電し、これが雷になります。

雷が発生したときは

雷鳴に注意する

雷鳴は遠くに聞こえても、雷を伴う積乱雲は移動する速度が時速40キロメートルになることもあり、すぐに近づいてくる可能性があります。

雷を伴う積乱雲は10キロメートル程度の大きさの場合もあり、雷鳴が聞こえたときにはすでに雷雲の下にいることもあります。

落雷のリスクが大きい場所から離れる

開けた平らな場所にいて、周囲のものよりも自分が高くなると危険です。校庭、テニスコート、ゴルフ場、田畑、河川敷、海水浴場(海上含む)、プールなどに居る場合は急いで避難しましょう。

身に着けている時計、アクセサリー、眼鏡などの金属類を外しても落雷を阻止する効果はほとんど変わりません。

軒下、高い木の下での雨宿りは避ける

軒下で雨宿りせず、建物から4メートルは離れるようにしてください。

高い木近くは、木に落ちた電流が人に流れる側撃雷(そくげきらい)を受ける可能性がありますので、木から離れてください。

安全な場所に避難する

鉄筋コンクリートの建物の中、自動車内、避雷小屋などに避難しましょう。

窓から離れた建物の中央付近に避難してください。雷が鳴っているときは、突風が吹くこともあり、窓ガラスが割れる恐れがあります。

なるべく低い姿勢を取る

野外などで、避難できる場所が近くにない場合は、しゃがみ込んで、耳をふさぐ姿勢を取りましょう。靴のかかとを接触させ、つま先立ちで姿勢を保つようにしてください。

落雷時に地面からの電流で感電することがあります。地面に寝ころばない(特に腹ばいしない)ようにしてください。

 (日本気象協会「知る防災」より)

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写真提供:大視協職員 河内谷 收(かわちや おさむ)