大視協ジャーナル 8月号 第518号
時報
水中健康体操、初体験
水中で、健康体操をやってみました。いける!と実感しました。
どういけるのか、ご紹介します。
7月17日、長居障がい者スポーツセンターのプールで指導員の山下靖子(やました やすこ)さんとアシスタントの佐藤圭亮(さとう けいすけ)さんの指導に従って初めての水中健康体操を行いました。
水の抵抗を受けながらの前向き歩きや横歩き、そして後ろ歩きでバランス力を養い、転倒予防を狙います。プールサイドを掴みながらの足の運動。手つなぎジャンプで水しぶきも楽しみました。「バドビー」という八角形の浮きを使い水圧を利用したトレーニングでは、二の腕を鍛えました。「ヌードル」という1メートルほどの柔らかい棒状の浮きを腰に巻き、力を抜いて、水の動きに体を預け、リラックス。参加した皆さん、気持ち良さそうに3分ほどプカプカ。最後に、ストレッチをして、今日使った筋肉を和らげ、1時間のプログラムは無事に終了しました。
参加者からは、楽しかった、またやってほしい、恒例のイベントにしては、などの声が聞かれました。指導員をはじめサポートしてくださった方々に感謝です。
青年部長 石本恭仁子
仲間紹介 山と自然と人の輪を楽しむ ハイキングクラブ「かざぐるま」
エヌピーオー(NPO)法人ハイキングクラブ「かざぐるま」は、視覚障害者と晴眼者が共に山歩きを楽しむ会です。
身体のハンディを乗り越えることや共に生きることの実践を、アウトドアの場にも広げようと、1987年に結成されました。幅広い年代と、さまざまな職業の方々が集まり、山や自然を楽しんでいます。会の運営や例会の役割担当も、視覚障害者・晴眼者それぞれができる役割を担い、みんなで協力して活動しています。
毎月2回の例会(山行部・超ソフト部)は、関西近郊のハイキングから北アルプスや雪山登山まで、色々な難易度の山歩きを実施しています。また、アシストのされ方・アシストの仕方の技術の向上を図る機会として、アシスト講習会を実施しています。アシストされる側にもする側にも、特別な資質は必要ありません。活動の中で教わり、経験を重ね、また各自でトレーニングに励むことで、アシストのされ方もアシストの仕方も上達します。山や自然を語り合い、また人生を語り合うことで、山も自然も人も大きくて素晴らしいと感じることができる会です。わたしたちの仲間の輪に、あなたも入りませんか。
「かざぐるま」では、視覚障害者も晴眼者も、体験参加者や新規入会者を募集しています。お気軽にお問い合わせください。
“山行部例会”:月に1回は登山を行っています。コースの距離や難易度でソフト・ミドル・ハードに区別しています。
“超ソフト部例会”:山行部の「ソフト」よりさらに難易度の低い山歩き(ハイキング)です。植物観察・花見・紅葉狩り・芋掘り・みかん狩り・芋煮会など、内容は様々です。
事務所:吹田市朝日町17-14 比嘉財定(ひがざいてい)治療院内
代表者:貝 容子(かいようこ)
会員数:60名(視覚障害者約30名・晴眼者約30名)
電話:090-3720-4555 古閑(こが)事務局長
メール:hc.kazaguruma@gmail.com
https://www.normanet.ne.jp/~windmill/
三療協、入会資格を変更
三療協の入会資格が変更されました
三療協の入会の規定が変更され、9月1日から大視協の会員でなくても三療協に入会できるようになりました。技術向上に努め、学識高揚をはかり広く市民の疾病予防と健康に寄与する大視協の理念に賛同し、大阪市内に在住在勤の視覚障害施術者であれば誰でも三療協に入会ができるようになりました。新たな規定を下記に記します。
① 三療協の年会費
大視協会員の三療協会員(正会員)は、1年1千円。
三療協のみの会員は、1年3千円。
② 事務手数料
保険申請に関する事務手数料は、いずれの方も4パーセント。
③ 申請書代等
正会員は無料。三療協のみ会員は申請書1枚につき5円を予定。郵送代も有料。
日視連の動向
災害見舞金
日視連(社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合)の組織部から、大雨の被害に関する情報を提供して欲しいと連絡がありました。併せて、災害見舞金に関する規程も送られてきました。以下にポイントを紹介します。
第2条 対象とする災害は次のとおりとする。
(1)風水害
(2)地震
(3)火山の爆発、噴火
(4)その他上記(1)(2)(3)に準ずる災害
(支給の対象)
第3条 支給の対象は、次のとおりとする。
(1)法人加盟団体会員世帯
(2)その他法人が対象と認めたもの
(見舞金の額)
第4条 見舞金の額は次のとおりとする。
(1)死亡 3万円
(2)家屋の全壊、または全焼 3万円
(3)重傷 2万円
(4)家屋の半壊、または半焼 2万円
(5)床上浸水 1万円
(6)家財道具の破損 1万円
女性研修大会
第69回全国視覚障害女性研修大会が8月30日(水)と31日(木)、神奈川県藤沢市内で開催されます。レポートテーマが「同行援護を利用して思うこと」です。大視協からは入江美紀子理事(女性部長)がヘルパーさん同伴で出席します。
弱視部研修
令和5年度弱視部会第2回委員会が8月5日(土)、9時からズームで型通りに行われ、10時30分から研修会が行われました。
研修では、白杖を使うことの重要性を改めて認識させられます。
テーマ ①弱視者(ロービジョン)と道路移動
講師 警察庁 大川 広(おおかわ ひろし)氏・水野 喜仁(みずの よしひと)氏
②道路移動でのトラブルに巻き込まれないために
講師 おおごだ法律事務所 弁護士 大胡田 誠(おおごだ まこと)氏