「踏切事故、要望書を提出」
鉄道にからむ死亡事故が報じられるたびに、理由が何であれ私たち視覚障害者は、視覚障害ゆえの悲しみと不条理を禁じえません。
去る4月25日の夕方、奈良県大和郡山市西岡町の近鉄橿原線の踏切で、またも視覚障害の女性(50歳)が命を落とす痛ましい事故がありました。この踏切には、警報機も遮断機も設置されていたにも関わらず、です。
ホームや踏切などの鉄道事故を無くして、視覚障害者が安心して外出でき、通勤・通学できるような社会にしなければなりません。
日視連(日本視覚障害者団体連合)の近畿ブロックでは、日視連関係団体と共同で令和4年6月10日、近畿運輸局および近畿日本鉄道株式会社に対して、「令和4年4月25日に発生した近鉄橿原線の踏切死亡事故に伴う安全対策の徹底を求める」要望書を提出いたしました。
鉄道関係者や社会の理解が少しでも促進され、視覚障害者が安心して社会に参加できることを切に願います。