大阪市視覚障害者福祉協会

大視協ジャーナル

◆暮らしの豆知識◆

「日本人の平均寿命は過去最長を更新」

 厚生労働省のまとめによりますと、2019年の日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳といずれも過去最も長くなっています。前の年より女性は0.13歳、男性は0.16歳延びました。

 平均寿命は、東日本大震災が起きた2011年(平成23年)に前の年より短くなりましたが、その後、女性は7年連続、男性は8年連続で過去最長を更新しています。

 平均寿命が公表されている海外の国や地域との比較では、女性は香港に次いで2位、男性は、香港とスイスに次いで3位となっています。

 がん、心疾患、脳血管疾患のいわゆる三大死因の死亡率が減少していて、厚生労働省は「健康意識の高まりによる食生活などの改善で、平均寿命は今後も緩やかに延びる傾向が続くとみられる」と言われています。

 一方、健康寿命とは、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間です。2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。

 健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。2016年において、この差は男性8.84年、女性12.35年でした。前回調査と比べて、男女とも平均寿命・健康寿命の差は縮小しましたが、今後、平均寿命が延びるにつれてこの差が拡大すれば、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計へのさらなる影響も懸念されます。

健康に配慮する一方で、こうした期間に対する備えも重要になります。

 9月21日は敬老の日です。今一度、健康に留意しながら、一日一日を大切に、元気で年を重ねていきたいものです。

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