大阪市視覚障害者福祉協会

大視協ジャーナル

◆大視協時報◆

「年頭のごあいさつ」

大阪市視覚障害者福祉協会

会長 山野一美

 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、おだやかな初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 大阪市視覚障害者福祉協会は、本年も一般社団法人として、会員の高齢化、若い視覚障がい者の会員確保、中途視覚障がい者のロービジョン問題等々も視野に入れながら、役員一同、生活・福祉・文化の向上を目指した事業の遂行に努めてまいります。

 とりわけ、2020年に開催される東京パラリンピックに向けて、障がい者スポーツへの関心はおおいに高まりつつあります。それぞれの障がいを受け止め、スポーツに親しみ、日々努力されておられる方々に、激励の大きなエールを送り続けたいと思います。

 昨年は、6月18日に発生した大阪北部地震、集中豪雨、9月4日の台風21号により、会員宅にも被害が生じ、その確認と対応に追われました。今後も、東南海・南海地震や上町断層帯地震による直下型地震や自然災害の発生が予想されることから、防災や減災への備えと対策が求められており、積極的に他団体や大阪市と連携しながらこの取り組みを引き続き進めてまいります。

 また、全国で視覚障がい者が駅ホームから転落し死亡するという痛ましい事故が発生していることを受け、各鉄道会社に対し、可動式ホーム柵の全駅設置や駅員の適切な配置や声かけを要望するとともに、交通量の多い交差点においては、音響信号機の設置や点字ブロックの敷設などを関係各方面に継続して要望してまいります。

 次に、平成医療学園専門学校ならびに宝塚医療大学が国に対し、あはき法19条による養成施設設置の不認定処分の取り消しを求める訴訟を提起しており、大阪地裁における口頭弁論はすでに11回を経過しました。訴訟の結果によっては、視覚障がい者の生業であるあん摩マッサージ指圧師が職域から閉め出されかねない事態が懸念されるため、日盲連近畿ブロック「近畿19条問題対策協議会」として、日本盲人会連合、全日本視覚障害者協議会、日本理療科教員連盟、日本あんまマッサージ指圧師会、全日本鍼灸マッサージ師会とともに、この問題にも力を注いでいきたいと考えております。

第12回口頭弁論は、2月1日(金)午後3時から大阪地裁202号法廷にて行われますので、皆様には傍聴参加、ならびに署名活動にご協力をお願い申し上げます。

 一方、居宅介護事業部「きぼう」におきましては、利用者の高齢化に伴い、サービス利用のニーズが多様化しており、また、新たな従業者の人材確保も視野に入れながら、安全な外出の確保を目指し、適切に同行援護サービスが提供できるよう、更なる業務運営の充実を図っていきたいと考えております。

 この一年、すべての人が相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指し、障がい者福祉の前進と発展に実り多き年となるよう、一致団結して山積する課題に取り組んでまいります。どうか、皆様の温かいご理解とご支援・ご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。

 年頭にあたり、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

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