大阪市視覚障害者福祉協会

大視協ジャーナル

◆報告◆

「朗読会を終えて」

 今年で4回目になる関西芸術座朗読グループ「くるみのもろみ」による朗読会が今年もホテルアウィーナ大阪で行われました。100名を超える参加者に開始前の会場は大勢の声でにぎやかでしたが、朗読が始まるとピタッと静まりかえります。

 藤田千代美(ふじた ちよみ)さんをリーダーに6名の俳優さんと音響のプロによるすばらしい朗読会に、参加者全員が大満足のあっという間の2時間でした。

 今年の演目はバラエティーに富み、星 新一(ほし しんいち)氏のエッセイや岡本かの子(おかもと かのこ)氏(岡本太郎(おかもと たろう)氏の母)の短編に思わず笑い声があふれていました。打って変わって2部での芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)「蜘蛛の糸」は原作のおどろおどろしさに声も出ないくらいに恐ろしくただ息をのんで聞き入っていました。

 ラストの「ちいちゃんのかげおくり」は、6人の演者の息もぴったりに家族の表情や景色が浮かび上がるようで涙があふれてきました。

 昨年から大視協メンバーの奏でる楽器と朗読とのコラボが取り入れられています。

 今年は佐藤里美(さとう さとみ)さん演奏のマンドリンと、谷川俊太郎(たにがわ しゅんたろう)氏の詩とのコラボでマンドリンの音色が川の波や流れを表してとてもマッチしていました。プロの音響によるBGMや効果音はそれはすばらしくため息が出ますが、生の音とのコラボもとても素敵でした。

 さて、来年はどんな楽器とのコラボになるのか乞うご期待。さらに、藤田千代美さんから、大視協会員の作った詩やエッセイなどを「くるみのもろみ」が朗読するという企画を提案されました。たしかに会員の中には、文才のある方、ユーモアに富んだ方が多くいらっしゃると聞きます。これを機会にあなたの作品をプロに朗読してもらいませんか?書きためているものでも今からの作品でも大丈夫です。大視協事務所までご連絡をお待ちしています。

 来年もまた楽しい朗読会になること間違いなし。毎年ご参加の皆様はもちろん、まだ参加したことのない方も2019年度朗読会(10月予定)をどうぞお楽しみに!

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